分析批評の授業
「話者」「視点」「対比」等、いくつかの分析のための用語を使い、「ことば」を根拠にして文学的作品を読み解く国語授業を「分析批評の授業」という。
向山の「分析批評の授業」では、すべての子どもが用語を共有するため、同じ土俵で「討論」ができ、自分の解釈を「批評文」として明晰な文章でまとめられるようになる。
1975年、向山は日本の小学校で初めて「分析批評の授業」を行った。
向山の代表的な「分析批評の授業」に、『やまなし』(宮沢賢治)、『春』(安西冬衛)、『桃花片』(岡野薫子)などがある。