「あなたは駄目です」と、医師は決して言ってはならないのと同様、教師は「あなた駄目です」と言ってはならない
「定石を身につける」というのは、技術・方法を覚えることだが、それに止まらない。 「定石」が持っている「見方・考え方」、つまり「思想」までも身につけることなのである。
集団としての力量をつけるために活動をしくむ。「現在の瞬間を生きている」ことが実感でき、同時に、それが「未来を生きる」ためのものであれば、理想的である
「優等生」「劣等生」を固定化させてしまうシステムの中で、その教育の中で、どれだけ多くの人間が、その才能を、その人格を殺されていったことだろうか
すぐれた授業は、骨太な流れによって構成されている。自由な子どもたちの発言も、いつの間にか骨太な流れに合流してしまう。
「おたくのお子さん、算数は苦手ですけど、図工はとてもいいですよ」こんな言葉が、どれだけ間違っていることか。 図工がいいその上に、算数も国語もよくしていくのでなければ教育なんていらない
「逆転現象」の授業で子どもは輝く
遊び時間を奪うような大人は、子どもの成長の犯罪者だ
授業の流れは、「一つ一つの部分が、みがきぬかれていること」「全体の組み立てが骨太であること」「ゆったりとしたあわてない流れであるが、ほんの少しのゆるみもないこと」が必要となる
プロになりたければ、「はじめ」の「つかみ」に心身をすり減らす努力をしなければならない