- あかねこ漢字スキル
- 黄金の三日間
教材のユースウェア
向山は、教材の効果的な使い方という意味の「ユースウェア」という言葉を誕生させた。「ハードウェア(教材・教具そのもの)」「ソフトウェア(教材・教具の内容)」に対する言葉である。
向山は、「教師が正しい『ユースウェア』で活用しなければ、効果は半減する」と主張した。
向山は、教材の効果的な使い方という意味の「ユースウェア」という言葉を誕生させた。「ハードウェア(教材・教具そのもの)」「ソフトウェア(教材・教具の内容)」に対する言葉である。
向山は、「教師が正しい『ユースウェア』で活用しなければ、効果は半減する」と主張した。
向山の造語。子どもたちが教師から指名されることなく、自由に立ち上がって討論すること。
思考力・判断力・表現力の育成や、子どもを主体とした多様な言語活動につながることから再評価されている。
実現には、①指名なし音読、②指名なし発表、③指名なし討論の3つの指導ステップが必要である。向山の代表的な「指名なし討論」の授業には、6年国語『やまなし』(宮沢賢治)、4年社会「雪国のくらし」、3年理科「じしゃく」がある。
法則化論文に記された「発問」「指示」「説明」のとおりに実際に授業し、その有効性を検証することを「追試」という。
例えば、「バスの運転手さんは何をしていますか」という発問では動かない子どもも、「バスの運転手さんは、運転するときどこを見ていますか」なら一斉に手を挙げる。
このように、すぐれた発問・指示を追試すると授業が変化することから、追試が授業上達の有効な方法として広まった。追試は、法則化運動の中で、向山が提起した重要なテーマのひとつである。
セミナーや講演会の参加者を、子どもに見立てて授業すること。
1985年、法則化二十代講座(合宿)で野口芳宏氏が行ったのがはじまりである。
その後、日本教育技術学会をはじめ、法則化運動以外のセミナーでも見られるようになり、現在では、多くの都道府県の教員採用試験で取り入れられている。
授業における「リズム」の重要性について、最初に取り上げたのは斎藤喜博氏であった。
向⼭は、子どもが熱中する授業の重要なポイントとして「リズムとテンポ」を挙げた。「リズムとテンポ」は「技能」であり、本だけでは学ぶのは困難とされる。