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向山洋一の仕事

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TOSS

TOSS立ち上げのセミナーは、1,300名を超える参加者で満席となった(TOSSサマーセミナー 2002)

向山が主宰した日本最大の民間教育研究団体

TOSSとは、Teachers’ Organization of Skill Sharingの略。向山が創り上げた日本最大の民間教育研究団体である。「子どもたちにとって価値ある教育を。」を目指し、未来を担う大切な子どもたちのため、教師の力量を上げる努力を続けている。
TOSSサークルは全都道府県に約700、会員数は約1万名(2023年8月時点)。

「教師という仕事は素晴らしい。生まれ変わっても教師をしたい」と向山は言う(TOSS箱根合宿 2010)
「教師という仕事は素晴らしい。生まれ変わっても教師をしたい」と向山は言う(TOSS箱根合宿 2010)

TOSSは、「どの子も大切にされなければならない。一人の例外もなく」を合い言葉に、サークル活動やセミナーの開催の他に、以下のような活動を行っている。

  1. すぐれた教育技術・方法を集め、広める活動
  2. 授業力を向上させる活動
  3. 子どもたちに力をつける教材の開発と普及
  4. 重要な教育課題の研究と実践
  5. 教師としての社会貢献活動

2001年、教育技術の法則化運動(法則化運動)解散後、向山は新たに民間教育研究団体TOSS(Teachers’ Organization of Skill Sharing)を立ち上げた(代表:向山)。
同年、向山は、「TOSSインターネットランド(現在のTOSSランド)」を開設。TOSSランドには、各教科の授業案から学級経営の技術や特別支援教育など、さまざまな分野にわたるコンテンツが2万以上登録され、無料で公開されている。2023年現在、アクセス数は累計で約1億3千万、1か月に約200万のページビューがあり、世界70か国からのアクセスがある。

2万以上の教育コンテンツが無料で公開されているTOSSランド(立ち上げ当時のトップページ 2002)
2万以上の教育コンテンツが無料で公開されているTOSSランド(立ち上げ当時のトップページ 2002)

2003年、向山は、授業力を向上させることを目的として「TOSS授業技量検定」を開始。『五色百人一首』『五色名句百選かるた』(以上、教育技術研究所)、『あかねこ漢字スキル』(光村教育図書)など、子どもたちに力をつける教材を開発・普及した。また、特別支援教育、いじめ、学級崩壊への対応などの重要な教育課題への研究・実践、「子ども観光大使」などの社会貢献活動にも取り組んだ。アメリカ、中国、ヨーロッパ等での研究活動も実施した。
2021年、TOSS代表は、向山から谷和樹氏(⽟川⼤学教職⼤学院教授、⽇本教育技術学会会⻑)に交代した。

TOSS公式サイト https://www.toss.or.jp/
TOSSランド https://land.toss-online.com/